
こんにちは、ワーママのゆるりです。
この春、育休から職場復帰しました。
時短勤務での復帰から1ヶ月が過ぎ、少しずつ生活のリズムも整ってきた…はずだったのに。
ふとした瞬間、頭に浮かんだのは
「あれ?私ってもう“戦力外”なのかな…?」ということでした。
今まさに「マミートラック」という言葉がしっくりくるような、そんな悔しい日々を過ごしています。
- マミートラックに乗ったリアルな体験談
- ワーママとして感じた悔しさと葛藤
- 私のマミートラックとの向き合い方と今後の対策
今回は、実際にマミートラックに直面している私自身の体験と、そこから見えてきた気持ちの変化、そしてこれからどう向き合っていくかについて、正直に綴っています。
同じように悩んでいるママの心が、少しでも軽くなるきっかけになればうれしいです。
マミートラックとは?ワーママの壁

「マミートラック」とは、出産や育児をきっかけに、本人の意志とは関係なく業務内容や部署が変更され、キャリアアップの機会から遠ざかってしまう状態のことをいいます。
例えば…
- 異動や業務内容の変更
- 昇進のチャンスから外れる
- 責任ある仕事を任されなくなる
「働きたいけど、子育ても大事にしたい」
そんなママたちが、自分の望むキャリアとは違う道に進まされてしまうこと。
今の私もまさにこの状態です。
マミートラックに乗った私のリアルな体験談

復帰当日に知らされた異動と業務変更
育休から復帰した当日。
会社から告げられたのは、まさかの別部署への異動。
出社をしたら他部署に私の愛用していたキーボードとマウスがセットされていて、配属先にいた同期の子に「私ってここの部署に異動になったの?」と聞いたら「そうだよ」と…
復帰前の面談では「元の部署に戻れるよう調整中」と言われていたのに、産休前とはまったく違う部署へ上司から何の説明もないまま、配置転換されたことにただただ驚きました。
積み上げてきたキャリアが崩れていく感覚
新しい部署での仕事は、誰でもできる定型業務やサポート業務ばかりです。
時短勤務なので仕方ない部分もあるのかもしれません。
でも、産休前までバリバリ働いていた身としては、
「産休前まであんなに無理をしてまで頑張っていたのに…」
「今までの努力って、いったい何だったんだろう…?」
という思いが、どうしても拭えきれないままでいます。
職場の期待から外れる“悔しさ”
以前は「この案件、ゆるりさんにお願いしたい」
とたくさん言ってもらえていたのに、今はそんな声もかかりません。
私宛の電話なんてこないし、私宛の書類もない。
やりがいのあった仕事から、退屈な仕事をこなすだけの日々へとすっかり変わってしまいました。
産休前とのギャップに、何度も心が折れそうになっています…
悔しい思いが溢れる毎日の中で気づいたワーママの本音

涙がこぼれたデスクで思ったこと
新しい部署での毎日。
慣れない業務、誰にも頼れない空気、分からないまま時間だけが過ぎていく焦り。
そして、心のどこかで感じてしまう置いてけぼりのようなやるせなさ。
気づけば、パソコンの画面を見つめながら涙がこぼれていました。
「これが私の働き方だったっけ?」という疑問と、
「私はもう必要とされてないのかな」という不安でいっぱいです。
「私、なんでここまでして働いてるんだろう……」
そんなふうに思ってしまう日が、続いています。
「働くママ」としての自信を失いかけた
育休に入る前の私は、自分なりにやりがいを持って仕事に向き合っていたし、職場の中での存在意義もちゃんとあったと思っていました。
でも、復帰してみたら…
そこに待っていたのは、以前のような業務ではなく、パートさんが担当していたような雑務ばかり。
誰にもはっきり言われたわけじゃないけれど、
「あ、私はもう戦力外なのかもしれない」
そんなふうに思わずにはいられませんでした。
仕事に自信があった分、そのギャップに耐えられず、
- ワーママってこんなにも無力なんだ
- 子どもを産んだだけで、こんなにも扱いが変わるんだ
と、何度も悔しさがこみ上げてきました。
子どもと過ごす時間は、かけがえのない宝物。でも職場ではただの“時短の人”。
「ママとしても、働く人としても中途半端なんじゃないか」
そんな自分への評価が、自信をどんどん削っていくように感じています。
それでもマミートラックに乗ったからこそ、見えた幸せもある
そんな中でも、少しずつ見えてきたこともあります。
それは、もし産休前のようにバリバリ働いていたら、見逃していたかもしれない「小さな幸せ」です。
たとえば、
- 保育園のお迎えに余裕をもって行けること
- 子どもと夜ごはんをゆっくり囲めること
- 寝顔を見ながら「今日も一緒に過ごせたな」と思えること
マミートラックに乗ったからこそ、今しかない子どもとのかけがえのない時間をちゃんと味わえているのかもしれない。
そんなふうに、ほんの少しですが視点が変わってきました。
今はまだ、「悔しい」と思う瞬間の方が正直多い。
でもきっとこの経験の中にも、意味や学びがあると信じたいんです。
ワーママの私が考えるマミートラックへの3つの対策

① 今の働き方を一度受け入れてみる
悔しいけれど、まずは「今の働き方も悪くないかも」と思えるようになる日が、そのうち来るような気がしています。
そして「仕事をするのはお給料のため」と考えれば、少し肩の力が抜けました。
まずは与えられた環境の中で精一杯頑張ることが大切なのかもなと感じています。
② 家庭を優先できるという考え方もある
仕事は大事。
でも私の中では、子どもとの時間はもっと大事な時間です。
キャリアのスピードを落としてでも、「これで子どもが小さいうちは家族最優先にできる!」とも思っています。
そう心から思えるようになったのは、マミートラックのおかげかもしれません。
③ 無理せず転職を視野に入れることも対策の一つ
もし、どうしても今の環境がつらいと感じるなら、
「変わること」も選択肢のひとつとして持っていていいと今は思えています。
「この会社しかない」「辞めたらもう働けないかもしれない」
そんなふうに思いつめていた時期に、ふと目に留まった転職サイト。
何気なく見てみたら子育てに理解のある企業や、時短勤務OKの会社などがたくさん紹介されていて、
「他にも道はあるよ」
そんなふうに誰かに言われたような気がして、ほんの少し救われた気持ちになりました。
思い切って環境を変えることも、自分や家族を守る大切な一歩。
今の働き方に悩んでいるなら、選択肢のひとつとして、知っておくだけでも心がラクになるかもしれません。
最後に:マミートラックに悩むママへ伝えたいこと

「マミートラック」って、すごくモヤモヤする言葉ですよね。
私も今その真っ只中で、悔しくて涙ばかりの日もあります
でも、何かが変わる瞬間がきっと来ます。
自分のペースでいい。
ママである自分を大切にしながら、焦らず進めばいいんです。
あなたが選んだその道も、立派なキャリアの一部だと私は思うし、
「この悔しさ」はきっと、あなたを優しく強くする力になってくれます。
毎日を頑張るワーママのみなさん
一緒に焦らず、ゆっくり進んでいきましょうね。
もし今、モヤモヤした気持ちを抱えているママがいたら。
この記事が「私だけじゃなかった」と思える、小さなきっかけになれたらうれしいです。