
育休から復帰して、慌ただしくもなんとか仕事と育児を両立していた頃。
ふと気づいたんです。
「あれ?私、もう戦力外なのかな?」
パートさんがやるような仕事しか回ってこない。
責任のある仕事を任されない。
周りからは「無理しないでね」と言われる。
優しさに見えてどこか蚊帳の外のような気がして、「あ、これがマミートラック」ってやつなのかと腑に落ちました。
産休前はバリバリ働いていたこともあり、正直「マミートラックなんて自分には関係ない」と思っていて、いざ自分がその状況に置かれているんだと思った時には、モヤモヤとした日々が続きました。
でも実はこれからの生活にも関わってくる重要なことに気づいたんです。

マミートラックに乗ったからこそ、得られるメリットがあるってことに!
- マミートラックに悩んだ時期の正直な気持ち
- 働きながら気づいたマミートラックのメリット
- 焦らず自分らしく働くために、大切にしたい考え方
今回はそんな時短勤務になったワーママの私が、マミートラックに乗って気づいた「ちいさなメリット」を体験談と共に書いていこうと思います。
今まさにマミートラックに悩んでいるワーママのヒントになればうれしいです𓂃𓈒𓏸
マミートラックって仕方ないの?

復帰して最初の1ヶ月は、正直バタバタでとにかく余裕がなかったです。
でもそんな毎日の中で「あれ?仕事ってこんな感じだったっけ?」と、産休前と何かが違う気がしていました。
それから数日経ってちょっと落ち着いた頃、ふと周りを見渡してみたらやっぱり明らかに違っていたんです。
- 同じ部署で少し先に育休復帰をした同僚は、今までと変わらない部署にいる
- 私は別部署で簡単な定型業務と雑務がメイン
- 前みたいに「お願い、これゆるりさんじゃないと!」なんて声もかからない
もちろん、時短勤務だし、当たり前といえばそうなんだけど…。

あれ?私、もう必要とされてないのかな…
そう思わざるをえない厳しい状況に気づいてしまいました。
職場復帰後すぐに感じた、私のマミートラックのリアルはこちらの記事で綴っています🔗
なんだかこの記事を書いているときも胸が熱くなるような、そんな寂しさとやるせなさがじわじわと心にのしかかってきます…。
マミートラックと向き合った私のリアルな気持ち

これがマミートラックだ!と気づいたとき、「何とかしてマミートラックから早く脱出しなきゃ!」ということばかりを考えていた私が、マミートラックに乗ることを決めたとき、正直なところ「本当にこれでいいのかな?」という不安や葛藤もありました。
「仕方ないことの?」と自問自答しながら、自分のキャリアへの焦りを感じていたのを覚えています。
でも時間が経つにつれて、無理をしすぎず自分と家族を大切にできるこの選択に、少しずつ前向きな気持ちが芽生えていきました。
決して簡単な道ではなかったですが、向き合うことで見えてきた大切なことも多かったんです。
このあと紹介する「メリット」は、そんな葛藤のなかで見つけた、
私なりの子どものためにもぜひ「マミートラックに乗りたい!」と思えるような気づきばかりです。
私がマミートラックに乗って得られた5つのメリット

自分のペースで働ける安心感
マミートラックに乗ったことで、仕事のペースを自分に合わせて整えることができるようになりました。
復帰直後はとにかく「周りに迷惑をかけないように」「育休前と同じパフォーマンスを出さなきゃ」と肩に力が入っていたけれど、
今は「無理しなくて大丈夫」と思えるようになってきたと感じています。
任される仕事の量や責任が調整されていることで、体力的にも精神的にも少しゆとりが持てるように。
子どもの急な体調不良や行事の予定が入っても、焦らず対応できるのは本当にありがたいことでした。

このペースでなら、長く続けていけそう!
そう思えることが、ワーママとして働くうえでの安心感につながっています。
マミートラックには「余白」があった
あるときSNSで見かけた言葉。
マミートラック=育児中の女性が、昇進や挑戦のチャンスから外され、固定化された業務に留まる状態
これ、まさに私のことじゃん…って、ちょっと泣けました。
でもこれは誰が悪いわけじゃない。
でもそうはわかっていても、モヤモヤだけはたしかに心にあって。
- もっと責任のある仕事が欲しいのに
- 産休前まであんなに頑張ったのに
- 私だってもっとやれるのに
って、思っちゃう日がたくさんありました。
でもそんな風に落ち込んでたある日、保育園のお迎えに行ったとき。
満面の笑みで手を伸ばして抱きついてきた長男を見て、ふと思いました。

あれ?私いま、すごい幸せじゃん!
産休前のように仕事のことで頭をいっぱいにしていたら、きっと味わえなかったであろう穏やかな毎日。
それってもしかしたら「マミートラックに乗ったからこそ味わえた幸せなのかもしれない」と、今は感じています。
このかけがえのない時期をちゃんと感じられたのは、
マミートラックという「余白」があったからこそだと思っています。
子どもとの今を大切にできた
マミートラックに乗って感じたいちばんのメリットは、
子どもの今をちゃんと見つめる余裕がちゃんとあること。
責任の重い仕事が減ったことで、産休前とは一転して定時で帰れる日が多くなりました。
だからこそ、空いた心のスペースに目を向けてみたら、そこには昨日できなかったことが今日できた長男の姿や、ちょっとしたしぐさの変化にちゃんと気づけている自分がいました。
「なんで言葉が出ないんだろう」って焦る日もありますが、
その分、言葉にならない仕草や表情の愛しさに、たくさん気づけている気がしています。
他にも保育園のお迎えや一緒に食べる夜ご飯、幸せを感じられる寝かしつけまで、子どもとの時間をゆったりと過ごせています。
今では、マミートラックが家族との時間を守ってくれてたと思うようになりました。
家庭と仕事のバランスがとりやすくなった
マミートラックに乗ることは「出世コースから外れる」って言われがちだけど、
わたしにとっては、家族を優先できる時間を選択できたということでもありました。
残業を気にせず、保育園のお迎えに間に合う生活。
夜ごはんを一緒に食べて、お風呂に入って、寝顔を見届けられる日々。
どれも当たり前のようで、実はとっても贅沢な時間ですよね。
🔗【1歳児×時短勤務】ワーママのリアルなタイムスケジュール公開!でも紹介していますが、時短勤務とはいえ、ワーママの毎日は本当に慌ただしいもの。
だからこそ、家族との時間を優先できる働き方は、今のわたしにとって大きな安心材料になっています。
もしもフルタイムで産休前と同じようにガッツリ働いていたら、

早く寝かせなきゃ!あ~時間がない!
って気持ちにずっと追われていたと思います。
子どもの成長は一瞬だからこそ、「今このとき」にしっかり向き合いたい。
そう思わせてくれたのが、この働き方でした。
自分の価値観を見直すきっかけになった
時短勤務になったら限定された時間で、やれることはどうしても限られてくるということはわかっていたつもりでした。
でも仕事に復帰したら前みたいに「評価されたい」「頼りにされたい」って気持ちが、ずっと自分を縛っていて、産休前とのギャップに何度もメンタルがやられました…。
でも、子どもが生まれてマミートラックに乗ったことで時間に余白ができたことで、
- 何のために今の会社で働き続けるのか?
- 家族との時間とキャリア、どうバランスをとるのか?
そんなことを、改めてちゃんと考えられたんです。
あのモヤモヤ期がなかったら、きっと今の自分にも出会えてなかったと今では思います。
マミートラックに乗ったその後のリアル。今、私が思うこと

「マミートラック」って言葉には、どこかネガティブな響きがあるし、たしかに悔しい気持ちもゼロじゃない。
まだ完全に受け入れられたわけでもありません。
でも今は、乗ってみてよかったかもしれないと思っています。
ゆっくりでも自分のペースでキャリアは続けられるし、何より今しかない子どもとの時間をちゃんと味わえている実感があります。
そしてマミートラックに乗ったことで、私の中の優先順位がはっきりしました。

子どもとの時間を最優先にしたい!
これからの暮らしにもつながる自分にとって本当に大切なものに改めて気づけた気がしています。
おわりに:マミートラックが辛いママへ

もし今、「マミートラックが辛すぎる」と悩んでいるママがいたら伝えたいです。
あなたは、置いていかれたわけじゃない。
ちょっと横道にそれただけ。
でもその道には、あなたにしか見えない景色があります。
焦らなくていい。がんばりすぎなくていい。
わたしたちママは、いつでも戻るチカラを持ち合わせてる。
そして今の選択だって、立派なキャリアの一部です。
また仕事をもっと頑張りたくなったら、きっとそのときがタイミング。
それまではマミートラックの車窓から見える景色を、のんびり楽しんでいきましょうね𓂃𓈒𓏸
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