
「子どもが体調を崩すたびに会社を休むことになって、もういっそ仕事を辞めたい…」
「家庭と仕事の両立なんて自分には無理かも、やっぱり仕事を辞めたい…」
育休明けに職場に戻ったばかりなのに、ふと『もう辞めたい』と思うこと、ありますよね。
私もその一人です。
実際にマイナビ子育ての妊娠中・出産後の仕事に関する調査によると、出産を機に仕事を退職したママは70%を超えているというデータもあります。
この記事でお伝えする内容は、まさに今、私自身が考えていることでもあります。
育休から復帰して「もう仕事を辞めたい」と感じるママに向けて、
「辞める前に最低限考えておきたいこと」を、同じ悩みを抱えるワーママ目線でまとめてみました。
私と同じように悩んでいるママたちの参考になれば嬉しいです𓂃𓈒𓏸❁⃘
育休復帰後に仕事を辞めたいと思う理由(経験談)

「仕事を辞めたい」と一言で言っても、その理由は人それぞれですよね。
私の場合は、これからご紹介する理由で何度も「辞めたい…」と思う瞬間があります。
みなさんは、どんな理由でそう感じていますか?
職場が子育てママに対する理解が乏しい
子供が生まれて働き方もいろいろと制限があるのに、産休前と同じような働き方を求められると困りますよね。
やる気があっても時間の制限があったりして思うように仕事ができないことはとてももどかしく、仕事を辞めたいと思う原因になります。
マミートラックに乗った
マミートラックとは、「女性が出産や育児を機にキャリアの主軸から外れてしまう状態」のことを言います。
能力や意欲に関係なく、育児中であることだけを理由に会社での扱いが変わるのはやる気があるママにとっては辛いものです。
私は育休から復帰したら、何の説明もなく他部署へ異動、そして復帰後からの業務内容の差で、メンタルはなかなか厳しいものになっています。
そんな私のマミートラックに乗車した、リアルな体験談はこちらの記事で綴っています🔗
子どもが保育園の洗礼を受けて仕事に行けない
子供を保育園に預けて仕事に復帰していますが、子供の体調不良などで思うように働けないと強く感じていて、「もうこのまま辞めたい…」と考えることが日に日に増えています。
そんなわが家の保育園の洗礼のリアルは、こちらの記事で詳しくまとめています🔗
休みが続くことで抱く同僚への罪悪感
子供の体調不良などで休みが続くと、同僚への申し訳なさからもう「いっそのこと会社を辞めた方がいいのでは?」と考える理由にもなります。
今私が所属している部署は、幸いなことに同期や同い年の子、子育てママに理解のある上司のおかげでなんとか仕事を進められていますが、休むたびに自分の業務を別の誰かがやってくれていると思うと、忙しいのに業務を増やしてしまっているという罪悪感もあるし、正直肩身が狭いです。
仕事と家庭の両立への不安
私は子どもの成長をもっとそばで見ていたいし、家庭を中心に生活を組み立てたいと思っています。
小さい子供がいながら仕事もするとなると、ママはこう思うこともありますよね。
「今は子供が1人だから何とかなってはいるけれど、将来家族が増えた時に仕事と家庭を両立できるのだろうか」
と不安に思います。
もし今、家庭がうまく回っていないと思うママは、家事や育児分担などについて、夫婦で一度よく話し合いをしてみましょう。
体力的にしんどい
家事と育児と仕事を毎日していると、時間的にも体力的にも余裕がなくなって常に追われている感じがしたり、自分時間がなくなってしまったりしています。
そのうえ忙しかったり、休日でもお休み関係なく子供は早起きなので、体力を回復する時間もなく、毎日ギリギリになりがちです。

ワーママになってから色々と毎日ギリギリ~
育休復帰後に仕事を辞めたい時考えるべき6つのこと

ママになって子供がいると、独身時代のように自分のことだけ考えて、仕事を辞めることは難しくなりますよね。
自分で決める選択を後悔しないために、ここからは育休復帰後に仕事を辞めたい時考えるべきことを6つ理由と共に解説いたします。
- 一時的な感情かどうか
- 自分の中の優先順位
- 理想のライフプラン
- 経済的な影響
- 自分が退職することによる会社への影響
- 今後のキャリア
1.一時的な感情かどうか
育休中の子供との穏やかな時間から一変して、仕事が始まるとせわしない毎日へと変わりましたよね。
仕事を辞めたいと思う理由が復帰直後のストレスからなのか、そうではないのか、一度立ち止まって考えてみましょう。
2.自分の中の優先順位
キャリアよりも家庭や子どもとの時間を大切にしたいのか、将来のことを考えて本当はこのまま仕事を続けたいのか、自分の中の優先順位を今一度考えてみましょう。
おのずと自分がどうするべきかが見えてきますよ。
3.理想のライフプラン
副業など他に収入の見込みがあるのかどうかも決める時の重要な基準になります。
育休復帰をしたばかりのママのお子さんはまだ小さいと思います。
- 子供は何人欲しいのか
- 子供にいつから習い事をさせたいのか
- マイホームは欲しいのか
- 車は新車か中古でもいいのか
理想のライフプランを考慮した時、どの選択が1番の最善策なのかが見えてくるので、しっかりと現実と向き合って考えてみましょう。
4.経済的な影響
仕事を辞めた場合、今後家計にどのくらい影響するかや、貯金額などを考慮し今仕事を辞めたとしても生活に支障をきたさないかなど、今の家計状況や貯蓄状況を確認しておきましょう。
5.自分の退職による会社への影響
自分が抜けることによって残された社員の業務量は、必然的に増えることになります。
会社を辞めても社内の人と交流を持ちたい場合は、辞めるタイミングや引継ぎなどの時期をしっかりと考えておきましょう。
6.今後のキャリア
今の職場を辞めた場合、同じ職種の会社へ転職する場合でも、今まで今の会社で頑張って積み上げてきたものは消えてなくなります。
そのことを考えた時に、自分がキャリアをこれからどうしていきたいかも大切に考えて行動に移しましょう。
感情と現実を整理して次の一歩を考える

育休から復帰したばかりの時期は、毎日の慌ただしさや子どもの体調不良などで、ふと「もう辞めたい…」という気持ちが湧いてくることがあります。
まずは、この気持ちがどんな理由からなのかを整理してみましょう。
次に、自分の中で大切にしたいことや優先順位を見直します。
- 今は家庭や子どもとの時間を最優先にしたいのか
- 将来のキャリアも大切にしたいのか
感情と現実を切り分けて考えることがポイントです。
- 今は疲れて辞めたいけれど、状況が落ち着けば続けられるかもしれない
- 本当に今の会社ではやりたいことができない
このように自己分析をすると、次に取るべき行動が少しずつ見えてきますよ𓂃𓈒𓏸
育休復帰後に仕事を辞めたい時の8つの選択肢

- 在宅勤務にできるか相談する
- 時短勤務に変更できるか相談する
- パートに勤務形態を変える
- 転職活動をする
- 退職する
- 会社に属さなくても自分で稼げる手段を探す
- 副業を本業にする
- 今の会社で働き続ける
1.在宅勤務にできるか相談する
週5で会社へ出社している場合は、まずは上司へ在宅勤務に変更できるか相談してみましょう。
会社に通勤する時間を削ることができれば、その分早く保育園のお迎えに行けたり、家事をする時間を確保することができます。
2.時短勤務に変更できるか相談する
フルタイムで復帰した場合は、まずは時短勤務に働き方を変えられるか上司に相談してみましょう。
原則として子供が3歳になるまでは、時短勤務に働き方を変更することが可能です。
ですが時短勤務にすることは、もちろんメリットとデメリットがあるので、変更する前にきちんと確認しておくことをおすすめします。
3.パートに勤務形態を変える
ママが今正社員の場合は、パートに勤務形態を変えることも検討してみましょう。
パートになれば正社員と違って責任がある仕事を担当しなくてよくなったり、お休みが続いてもパートだから仕方ないねと社員がカバーしてくれるようになります。
ママの心の余裕を考えるなら、パートになることも選択肢として考えてみましょう。
4.転職活動をする
仕事は続けたいけど今の会社にはもういたくないという場合は、今の会社を辞める前に転職活動を始めることをおすすめします。
そして無事にほかの会社から内定をいただけてから、今の会社を退職し転職をしましょう。
ワーママの転職は一般的な転職よりハードルが上がってしまうことが多く、内定までに時間を有する可能性があります。
ですが転職先が決まるのに時間がかかったとしても、面接の際に小さい子供がいることを理解して採用してくれていると思うので、入社初日から安心できますね。
うまく有給休暇を使って、できれば今の会社に在籍しているうちに転職活動をしておくと今後の生活も安心です。
5.退職する
「何度考えても今の会社にはいたくない」「一刻も早く辞めたい」という場合は、ママの心を守るためにも速やかに退職したほうがいいです。
無理をしてまで今の会社に居続けて、ママが心や身体をこわしてしまっては元も子もないですよ。
元気なママでいるためにも、もうどうしようもないくらい辞めたい時はすぐに行動に移していきましょう。
6.会社に属さなくても自分で稼げる手段を探す
今の時代フリーランスや物販、アフィリエイト広告利用など、会社に属さなくても収入を得る方法はたくさんあります。
会社員に比べて安定さはなくなりますが、自分で稼げる手段を探して挑戦し、軌道に乗ってきてから行動するのも一つの手です。
7.副業を本業にする
今本業の他に何か収入を得ているコンテンツがあるなら、それに力を入れて副業を本業にするという選択肢もあります。
会社勤め以外に自力で収入を得る方法を知っているなら、それは子育てママにとって大きな強みになります。
8.今の会社で働き続ける
仕事を辞めたいけど今の生活やキャリア、将来のことを考えるとこのまま働き続けた方がいいという結論になることもあるかと思います。
その場合は一旦もう少し働いてみて、やっぱりやめたい気持ちが変わらなかったときに行動に移しましょう。
まとめ:育休復帰後も自分らしい働き方を

育休復帰後の「もう仕事を辞めたい」という気持ちは、多くのワーママが経験する自然な感情です。
大切なのは、感情に流されるのではなく、家族・自分の生活・キャリアを含めて整理すること。
在宅勤務や時短勤務、パート勤務への変更、転職など、選択肢は一つではありません。
心と体の健康を第一に、後悔のない選択をしていきましょう𓂃𓈒𓏸❁⃘
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