「もうすぐ職場復帰。でも、時短勤務にするか迷っている…」
フルタイムから時短勤務に働き方を変えると、もちろんメリットもありますが、デメリットも気になりますよね。
- 育休復帰後に私が時短勤務で働いて感じたこと
- 時短勤務のメリット・デメリット
- フルタイムか時短勤務かを決めるときのポイント
育休明けの働き方って、正直迷いました。
私は産休前までフルタイム勤務でしたが、育休復帰のタイミングで時短勤務に変えました。
今回は実際に働いてみて感じている、時短勤務ならではのリアルなメリットとデメリットをお伝えします。
「育休明けから時短勤務にするか迷っている」
「時短勤務で復帰する前にデメリットも知っておきたい」
そんなママにとって、少しでも参考になればうれしいです𓂃𓈒𓏸❁⃘
育休復帰後の時短勤務制度とは？
時短勤務制度とは、育児や介護などの理由で、通常の労働時間より短い時間で働ける制度のこと。
例えば、子どもが小学校に入るまでの間や、介護が必要な家族がいる場合などに、1日の労働時間を短縮して働くことが法律で認められています。
具体的な対象者や利用できる期間、働き方の条件などは厚生労働省の公式サイトに詳しく説明されていますので、気になる方はぜひご覧ください。
▶短時間勤務制度の概要｜厚生労働省
この制度を活用することで、仕事と育児や介護の両立がしやすくなるメリットがありますが、一方で職場での調整が必要な場合もあります。
次の章では、私がリアルに今感じている時短勤務制度のメリットとデメリットについて、具体的に見ていきましょう！
時短勤務で育休復帰して感じたメリット
家庭と仕事の両立がしやすい
私の会社では、時短勤務の就業時間が「9時〜16時」。
お迎えのあとでも17時頃には帰宅できるので、
そこから簡単にごはんを作って、18時には長男と一緒に夕食タイムです。
バタバタしがちな平日でも、家族との時間をちゃんと確保できるのは、時短勤務ならではのありがたさ。
「もう少しゆっくりしたい」「子どもの寝顔だけじゃ寂しい」──
そんなママにとって、時短勤務は家庭と仕事のバランスをとる大きな味方です。
ワークライフバランスを保てる
やはりフルタイムで子育てもとなると、時間に終われ仕事も子育ても中途半端になってしまう場合が否めません。
フルタイム復帰だと、どうしても時間に追われる毎日になってしまいがち。
仕事を頑張れば家庭の時間が減り、家庭を優先すれば仕事にしわ寄せがくる。
どちらも大切にしたいのに、うまくいかない…そんなもどかしさを感じたことがありました。
私の場合は「どちらも“ちょっとずつ”大切にしたい」と思ったので、時短勤務という選択がちょうどよかったなと感じています。
無理をしすぎず、仕事も家庭も自分らしく！
残業をしなくてよくなる
会社でも「時短勤務＝保育園のお迎え」という認識があるので、
残業をお願いされたり、急に無理な仕事を頼まれることがほとんどなくなりました。
「お先に失礼します〜」と声をかけて退勤する瞬間、ほんの少しの後ろめたさと、
でもそれ以上に「今日もちゃんと迎えに行ける安心感」があります。
限られた時間の中で集中して働けるのも、時短勤務の良いところです。
早く保育園のお迎えに行ける
フルタイム勤務だと、18時に仕事が終わり、そこから電車に揺られて保育園へ…
到着するのは19時前では、ギリギリのお迎えにヒヤヒヤする日もあるかもしれません。
でも時短勤務なら、16時頃に仕事を終えて17時にはお迎えに行けます。
1歳4ヶ月で保育園に通い始めた長男を、できるだけ長く一緒に過ごしたかった私にはぴったりの働き方でした。
お迎えの時間に追われないってだけで気持ちがラクな気がしています。
心と時間の余裕を持てる
フルタイムと時短の差はたった2時間。されど2時間。
17時に家に着くのと、19時に帰るのとでは、きっと心の余裕がまるで違います。
ごはんを作って、子どもとお風呂に入って、少しだけテレビを見て笑い合う──
そんななんでもない時間を子どもとゆっくり味わえるのが、時短勤務で得られたいちばんの幸せかもしれません。
時短勤務で育休復帰して感じたデメリット
私は実際にフルタイムから時短勤務に変えて育休から復帰してみて、正直なところデメリットをかなり感じています。
育休復帰の際に時短勤務を検討しているママは、自分の身にも起こる可能性があるかもしれないリアルなデメリットも確認しておくと安心です。
収入が減る
勤務時間が短くなる分、やっぱりお給料も減ります。
復帰前は「少し減るくらいかな」と思っていたけれど、
実際は保育料やお昼代などの出費も重なって、思った以上に家計への影響を感じました。
「働いているのに、フルタイムのときより余裕がないかも…」
そんなふうに思うこともあります。
でも、時短勤務で得られる心のゆとりや子どもとの時間は、数字には変えられない価値。
減った分は、ポイ活やちょっとした副業、節約アイデアで少しずつカバーしています。
「無理なく続けられることをコツコツ」が、今の私のちょうどいいペースだと感じています。
会社で肩身が狭くなる
時短勤務をしていると、どうしても周りとの温度差を感じることがあります。
私の部署には同じ時期に育休復帰したママや、気の合う同期もいるので、支え合える環境にはとても助けられています。
それでも、急なお迎えやお休みで仕事を引き継ぐたびに、
「申し訳ないなぁ…」という気持ちはどうしても消えません。
以前のように仕事を思いきり楽しむ余裕は減ったけれど、
今は“限られた時間の中でどう関わるか”を大切にしています。
少し距離を感じる日もあるけれど、
それでもやっぱり仲間に支えられて働ける今が、私にとってのがんばる原動力です。
仕事量が減らない（むしろ増える）
時短勤務にしたのに、仕事量は以前とあまり変わらない——
そんな現実に直面しているワーママも多いかもしれません。
私自身、勤務時間が短くなっても担当業務はそのまま。
「早く帰る分、効率を上げなきゃ」と常に時間に追われ、気づけばキャパオーバーになっていました。
時短勤務のはずが“時間内に終わらないプレッシャー”が増えてしまうのは本当によくあることです。
そんなときに意識したいのが、「全部はできないと割り切る」こと！！
キャパオーバーになる前に実践した体験談は、こちらの記事に綴っています🔗
マミートラックに乗る可能性がある
勤務時間が短くなることで、どうしても時間の融通が利きづらくなり、
その分、昇給や昇進のチャンスが遠のいたり、責任のある仕事を任されにくくなることもあります。
実際、私はまさにマミートラック乗車中。
復帰前とは業務内容がすっかり変わって、
今はパートさんが担当しているような業務が中心になりました。
最初のころは、「なんで私だけ…」とモヤモヤした時期も。
でも、限られた時間で働くなかで、自分にとっての優先順位や、今の働き方でしか得られないゆとりに気づくこともできたんです。
今後のキャリアを考えると、時短勤務はたしかに大きな壁。
でも、「マミートラックに乗る＝悪いこと」とは限らないと思っています。
退職勧奨を受ける可能性がある
会社によっては、時短勤務を理由に昇進や待遇面での不利益を受けたり、
なかには「退職を勧められる」ケースもあります。
実は私は、育休から時短勤務で復帰してわずか3カ月で退職勧奨を受けました。
あのときは正直、頭が真っ白になってしまって。
「こんなに頑張っているのに、どうして？」という気持ちでいっぱいでした。
時短勤務という働き方を選ぶ上で、これは決して他人事ではない現実の一つだと思います。
けれど、それを経験したからこそ見えてきたこともありました。
家事の負担がママに偏りがち
時短勤務となるとパパよりも早い時間に家に帰ることができるため、仕事をしていてもママに負担が偏りがちになります。
パパもお家にいるのに「家事も育児もほとんどママ！」ということにならないよう、育休復帰前に夫婦でよく話し合っておくことが大切です。
育休復帰後にフルタイムか時短勤務か決める4つのポイント
育休が終わる頃になると、「フルタイムで戻る？」「それとも時短勤務にする？」と迷うママも多いですよね。
私も何度もシミュレーションして、やっと答えを出しました。
どちらを選ぶにしても、「自分と家族が心地よく過ごせるかどうか」がいちばん大切。
ここでは、私が実際に考えた4つのポイントをご紹介します。
① 仕事と家庭の優先順位
まずは、「家庭と仕事、どちらを優先したいか」を自分の中で明確にしておきましょう。
私は今のところ、仕事よりも家庭を優先したい派。
長男と過ごせる時間を大切にしたかったので、迷わず時短勤務を選びました。
もちろんどちらが正解ということはなくて、
「今の自分にとって心がラクな方」を選ぶことがいちばんです。
② 通勤時間
通勤時間も、働き方を決める上で大きなポイントになります。
家から会社までの通勤が30分以内なのと、1時間以上かかるのとでは、
保育園の預け時間や帰宅時間がまったく違ってきますよね。
私はドアtoドアで約1時間。
フルタイムだとお迎えに間に合わないため、必然的に時短勤務一択となりました。
③ 最寄駅から保育園、保育園から自宅までの距離
仕事帰りの「駅 → 保育園 → 自宅」の動線も、
フルタイムか時短かを考えるうえで大事なポイントです。
特にワンオペの日はこの移動時間が地味に響くので、できれば一度、実際に夕方の時間帯でシミュレーションしてみるのがおすすめです。
④ ママのキャリアプラン
「これからの働き方をどうしたいか」も、忘れずに考えたいポイント。
ママになってもキャリアを積んでいきたいなら、
どうしても時短勤務だと評価や昇進のチャンスが限られる場合もあります。
逆に、「今は家族との時間を大切にしたい」という時期なら、時短勤務の方が穏やかに働けるかもしれません。
どちらを選んでも、ママとしても、ひとりの自分としても納得できる選択をしていきましょうね。
さいごに：時短勤務で育休復帰するか迷っているママへ
育休復帰のタイミングで、「フルタイムにするか、時短勤務にするか」迷うママは本当に多いです。
色々と書きましたが、結局どちらか決める時に1番大切なことは、
メリットもデメリットもきちんと理解したうえで、自分が毎日幸せに過ごせる働き方を選ぶこと！
これにつきますね。
ママの幸せは、家族の幸せにもつながっていきます！
私の経験から言うと、「家庭を優先したい」というママには時短勤務がおすすめです。
会社では肩身の狭さを感じることもありますし、やりがいのある仕事を十分にできない場合もあります。
でもその分、子どもとの時間をしっかり確保でき、少し余裕を持って家事や育児を楽しめてる。
私にとっては、ここが最優先事項なので、時短勤務はデメリットを超えるメリットがあると感じています。
仕事はどこでもできますが、夫にとっての妻、子どもにとってのママはあなただけです。
無理せず、自分らしく働ける時間を選んで、毎日を楽しんでくださいね𓂃𓈒𓏸❁⃘
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